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2012年 02月 21日
メモ
サイヤ人

目次

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1 特質
1.1 性格と外見
1.2 身体の特質と能力
1.3 地球人との関係と混血
2 社会・歴史
3 惑星ベジータ
4 大猿化
5 超サイヤ人
5.1 擬似超サイヤ人

特質 [編集]

惑星ベジータ(旧惑星プラント)に住む宇宙最強クラスの戦闘種族。フリーザ一味にはサイヤ人より強い戦士が数多く所属しているが、これは宇宙に住む様々な種族から戦闘に秀でた戦士を選りすぐった結果であり、サイヤ人のように種族全体が強い民族は少ない[1]。彼らの文明や使用しているバトルジャケットやスカウターは先住民のツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる[2]。

性格と外見 [編集]

サイヤ人は程度の差はあれど基本的に凶暴で好戦的かつ残忍冷酷な性格である。生まれた時から凶暴な性格であり、地球に送られた赤ん坊の孫悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊だったが、頭を打った衝撃で記憶を失い、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育を受けて、純粋で正義感溢れる少年へと成長した。元々はセリパなど女のサイヤ人もいたが、ラディッツが地球に来たエイジ761の時点で男数名しか生存しておらず、純血のサイヤ人は途絶える運命である。隔世遺伝が起こることで、一世紀もの時を経て純血サイヤ人に匹敵する戦闘力を持つ個体が生ずることもあるらしい。

ヒューマノイドタイプの体形に黒髪と黒目を持ち、風貌は地球人における黄色人種に似ているが、長い尾がある。満月を見ることで大猿に変化する。これは月から出る1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、尻尾に反応することで起こるもので、大猿化後は戦闘力が通常の10倍にアップする。王族やエリートは大猿化しても理性や知性を維持できるが、下級戦士の場合は知性も失われ、叫び暴れ回るだけの怪物と化す。通常は温厚な悟空や悟飯もこの時はサイヤ人特有の凶暴性が目覚めるようで、見境なく暴れるようになるが、悟飯は地球人との混血のためか僅かに理性が残っており、父親の悟空と仲間のクリリンの声に反応を見せた(喋ることはできない)。ただし、尾を切断されると大猿に変身することはできなくなり[3]、大猿状態から元に戻る。例え尻尾が切れてしまっても、一定期間を置けば自然に再生する[4]。尾を強く握られると力が抜けてしまうという弱点があるが、鍛えることで克服することができる。前述の悟空・ベジータのような例外を除けば基本的に再生可能な存在なため、弱点と成り得る尻尾はその気になれば自分で切断できる。尻尾の生えてこなかった子供は高い資質を持っている[5]。

純粋なサイヤ人は生まれた時に髪が生えきっており、成人後に伸びたり変化することはなく、全て黒髪である[6]。サイヤ人の髪事情も、地球人と同じように禿げることがあり、髪型が変わらないというわけではなく髪質が少し違うだけである[7]。また、男は髭も生え、ナッパのように髭を蓄えている者もいる。『ドラゴンボールGT』ではベジータが髭を生やしていた[8]。

一般的に戦闘に特化した種族であると思われがちだが、中には知能に長けたサイヤ人も存在する。しかし、戦闘民族であるが故か栽培マンなど戦闘に関する技術力に偏っている。宇宙船技術などは地球の科学者も目を見張るほどだが、これはツフル人や漂流宇宙船を造った何者かによるもので、サイヤ人そのものの技術ではない[9]。

身体の特質と能力 [編集]

地球のおよそ10倍近い重力を持つ惑星ベジータで生まれ育つこともあり皆屈強な体を持つ。また、非常に大食漢で地球人の数十倍も食べる。ただし、ベジータの弟ターブルは非戦闘体質であり、ジャンプスーパーアニメツアー08『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』では、ターブルの妻であるグレが悟空やベジータ、悟飯の食べっぷりを見て非常に驚いていた。

回復力が高く、地球人より遥かに短い時間で負傷や病床から復帰できる。初代ピッコロ大魔王に敗戦後、悟空は自力で心停止状態から蘇生している。深いダメージから回復すると戦闘力が大幅に上昇する。また、自身の修行によっても力の上昇は可能。しかし、サイヤ人が希少種になる前は極端な戦闘力を持った戦士はほとんどいなかった。

戦闘民族であるために青年期が長く、50歳を超えても老化現象がほとんどないが、寿命は地球人と同程度であり、ある年齢になると急速に衰えがくる[10]。もっとも戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、寿命を迎える前に戦闘で命を落とす者がほとんどであった。屈強な肉体は病原体に対しても強く、病気を発症することは極めて稀だが、後述の超サイヤ人に変身することは身体への無理が大きく、寿命を縮める危険がある。

サイヤ人は生身の状態では宇宙空間で生存することができないとされている[11]。実際、ある程度の時間であればサイヤ人が宇宙空間で活動している例があり、子供の頃の悟空が月までウサギ団を連れて行ったり、バーダックが宇宙空間で行動している[12]。このほかベジータは悟空との初対決の際、地球を破壊しようとしていた。また、多少趣が異なるが、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーは新生児ながらも自分と父親を覆うほどのバリアを展開し、宇宙を放浪していた。

限られたサイヤ人はパワーボールを生み出すことができ、酸素との混合で人工満月を作ることができる。原作とアニメではベジータとターレスが使い、ゲーム版ではベジータ王も使用している。3人とも「はじけて混ざれ!」の言葉と共に人工満月を作り上げる。

地球人との関係と混血 [編集]

地球の人間との交配が可能であり、それによって生まれた混血の子供は純血なサイヤ人よりも潜在的な戦闘力が高い。ただし、好戦的な本能はその限りではない。悟飯に関しては幼少期から青年期に至るまで主に怒りと自らに迫る危機によって潜在能力を爆発させることが度々あった。さらに、それがその戦闘のキーになることも少なくない。事実、伯父であるラディッツに隙を与えたのは彼の功績であるし、ガーリックJr.のデッドゾーンに関しても彼の貢献なくしては突破不可能であった。

地球人とのハーフのトランクスとブラは母親のブルマと同様、紫色の髪をしており[13]髪も伸びる。同じくハーフの悟飯や悟天、クォーターのパンは父親、母親ともに黒髪のため3人とも黒髪。幼少期の悟天は悟空と瓜二つで同じ髪型であったために成長とともに悟空に間違えられ、それが嫌で無理矢理髪型を変えたという記述がある。

サイヤ人の特色である尻尾も遺伝するが、作中では悟飯以外の混血サイヤ人には尻尾の有無の描写がほとんどなく、尻尾が必ず遺伝するのかは不明である[14]。

サイヤ人の血統は地球移民後には悟空とベジータしか存在せず、子孫の多くは地球人の血が濃く、特性も地球人に近い。

社会・歴史 [編集]

古来より、たくさんの星を襲い財をなすという、乱暴かつ非道な生活を続けてきた戦闘民族[10]。元々は流浪の民であり、スカウターなどを生み出すほどの高度な文明を持つツフル人が住んでいた惑星プラントに流れ着いた。ツフル人よりも倍以上は大柄で極めて好戦的であったことから、助けてくれたツフル人[15]を絶滅させて惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータと名を変えて支配した。その過程でツフル人の文明を手に入れ装備や服装まで一新したが、ツフル人を絶滅させてしまったために文明の発達が遅れてしまい、戦いを求めて遠い外宇宙に行くことができなくなってしまったので、フリーザ一味を含む高文明でリッチな異星人と手を結ぶ。その異星人の別荘用、もしくは移住用の星として他の星に住む住民を絶滅させ、地上げした星を商品として高額な値段で売り付けることで、文明や金銭を得ることを主な仕事とした。この星の地上げは戦闘好きのサイヤ人にとって一石二鳥であり、それがどんどんエスカレートしていき、遂には生まれてすぐの赤ん坊までもが戦闘レベルの低い惑星に送り込まれ、赤ん坊が成長してからその星の住民を絶滅させてしまうというような、遠大な作戦までをも生み出した。

サイヤ人の社会は、ベジータ王を頂点にした専制国家で身分制度社会であるが、性別や民族による差別はあまりなく、良くも悪くも戦闘力を重視する能力主義社会である。王位は世襲制であり、代々の王はベジータの名を受け継ぐ[16]しかし、即位前からベジータの名を貰う者は珍しいらしい。ナッパの発言より。。身分は生まれた直後の戦闘力で決まり、王族、エリート、下級戦士とランク分けされている。生まれた直後の戦闘力の数値が低い者は使い捨てにされ、孫悟空のように赤ん坊の時から強敵のいない辺境の惑星に送り込まれる。また、戦闘力数値が高すぎる場合、成長後に地位を脅かす可能性があるとして、劇場版オリジナルキャラクターのブロリーのように逆に処刑される場合があり、ベジータもラディッツ戦での孫悟飯の戦闘力が「他のサイヤ人の子供に比べ、戦闘力が異常に高い。地球の者は皆殺しだ」と言い、地球侵略を目論んだ。

瀕死から復活すると戦闘力が大幅に上昇する特質を持っているため、下級戦士でも激しい戦闘や修行を繰り返すとエリート戦士の戦闘力を超える場合がある。例えば、バーダックの戦闘力は 10,000 であり、名門出で戦闘力 4,000 のエリート戦士であるナッパを遥かに超えており、その息子の孫悟空にいたってはサイヤ人の最エリートであるベジータに天才だと言わしめる程の最強戦士である。しかし、バーダックや悟空のような下克上は極めて稀で、大半はそのような強さに達する前に死亡する。

サイヤ人はその高い戦闘能力と好戦性から全宇宙支配を目論むフリーザに重宝されており、また、ツフル人などの宇宙人から得た高度な科学力を持っていた。しかし、長年に亘り自分達を奴隷のようにこき使うフリーザに対し疑念を持ち、また、サイヤ人による全宇宙の支配を目論むようになったため、反発するようになっていく。また、フリーザは伝説の超サイヤ人が出現することを恐れており、エイジ737年頃、惑星ベジータはザーボンの進言を受けたフリーザの手によって消滅させられる[17]。生き残ったのは僅かにベジータ、ナッパ、ラディッツ、そしてフリーザが把握していなかったカカロット(孫悟空)の4人だけだった[18]。ベジータ達には、惑星ベジータの消滅は巨大隕石の衝突によるものと伝えられていた[19]。

なお、サイヤ人の詳しい歴史年表を作ることは出来ないが、少なくともツフル人を滅ぼした時のベジータ王とフリーザに滅ぼされたベジータ王は同一人物であり、サイヤ人の惑星統一から滅亡までの期間はそれほど長くはなかった。後に悟空はサイヤ人が滅びてしまったのは「罪のない者達を殺したから」と結論付けている。

惑星ベジータ [編集]

エイジ550頃に原始サイヤ人が謎の宇宙船で漂着したサイヤ人の故郷である惑星。巨大隕石の衝突が原因で消滅したと伝えられていたが、ナメック星にてフリーザによって破壊されたというのが真実であると判明した。旧名は惑星プラント。惑星ベジータの重力は地球の10倍もあり、この星で体を鍛えていたことも、サイヤ人が強力な戦闘力を持つ要因の一つとなった。

アニメのエピソード向けに鳥山明が用意した設定では、ベジータ王率いるサイヤ人が高度な科学力をもった先住民族のツフル人を滅ぼしたのちに惑星プラントを惑星ベジータに改名、自らの母星としたことになっており、これに準じてオリジナルエピソードが製作されている[20]。またこの星では、満月は八年に一度しか来ない[21]。

原作では惑星ベジータの様子が描かれていないが、アニメ『Z』17話では神殿にある時の旅で惑星ベジータの様子が描かれており、国土は荒廃しあちこちに白骨死体が群がっているという状態であった。その後放映された『Z』TVSP「たった一人の最終決戦」では再び惑星ベジータの様子が描かれ、国土の様子は詳細に描かれていないものの荒廃しておらず、多くのフリーザ軍の宇宙基地が設置されていた。

原作でも、ラディッツの回想シーンに一コマだけ、宇宙から見た惑星ベジータが描かれている。

宇宙には謎の宇宙船で原始サイヤ人が惑星ベジータ(惑星プラント)にたどり着く以前の、真の故郷が存在している可能性が示唆されている[9]。

大猿化 [編集]

サイヤ人は、満月、もしくは作り出したパワーボールを見ると1700万ゼノ以上のブルーツ波により大猿に変身し、戦闘力が10倍に上がる。ラディッツ曰く、大猿の状態こそがサイヤ人の本領を発揮する時であると言っている。(詳細は「#性格と外見」の節を参照)

また、TVオリジナルストーリー、劇場版も含んだ作中に登場する純粋なサイヤ人[22]のうち、大猿の姿が登場していないのはブロリー、パラガス、ターブルのみ[23]である。

例外としては、『ドラゴンボールGT』において悟空が究極ドラゴンボールによって誕生したツフル星から見た地球を満月と見立てたことにより、大猿化している。通常の大猿とは違い、体毛が本来の茶色でなく金色で覆われていることから、黄金の大猿と呼ばれることが多い。黄金の大猿に変身するには従来の大猿同様に1700万ゼノのブルーツ波を浴びる必要があり、悟空やベジータなどの鍛錬を積んだ超サイヤ人のみ変身することが可能。悟空、ベジータはこの形態を経て超サイヤ人4に変身している。また、悟空のみ一度超サイヤ人4に覚醒して以降は、黄金の大猿を経ることなく一瞬で変身が可能。ベジータは再度ブルーツ波を浴びる必要があったらしいが、ブルーツ波発生装置を破壊されてしまったため再変身は叶わなかった。

悟空は神殿での修行の際、その力を恐れ、月を元に戻したい神によって尻尾を切断され、何らかの処置をされたために尻尾は再生しなくなり、大猿化ができなくなった。また悟天やトランクス、パンらは作中で尻尾が確認されておらず、大猿になることはなかった。

大猿化すると悟空、悟飯は理性が保てず、無差別に周囲を攻撃するが、理由としては大猿化するとサイヤ人本来の凶暴な性格に戻るためとクリリンは推測していた。しかし悟飯は地球人との混血のためか僅かに理性が残っており、悟空とクリリンの声に反応し、ベジータのみに攻撃をした。『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では親しくなったハイヤードラゴンを攻撃せず、逆にターレスに襲い掛かるシーンもある。ベジータは理性を失わずに大猿化が可能。ゲーム中ではラディッツ、バーダック、ターレス、セリパと言った下級戦士は大猿化すると理性を失う。それに対し、ベジータ、ナッパ、ベジータ王などのエリート戦士は理性を保つことができる。サイヤ人は元々は大猿だったが、知性を得て人間になったという説もある[9]。

変身したサイヤ人

孫悟空
孫悟飯
ベジータ
バーダック[24]
セリパ[24]
パンブーキン[25]
トテッポ[25]
トーマ[25]
ターレス[26]
ラディッツ[26]
ナッパ[26]
ベジータ王[26]
超サイヤ人 [編集]

超サイヤ人(スーパーサイヤじん)とは、サイヤ人が、戦闘力上昇のために変身した姿。「スーパーサイヤ人」とも表記される。べジータ曰く「どんな天才でも越えられない壁を越えたサイヤ人」とのこと。

変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪を兼ね備え、極端な危機感、強い怒り[27]、悲しみに苛まれていること[28]。サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している[5]。エイジ762に孫悟空が超サイヤ人に覚醒するまでは、1000年に一度現れる超戦士という伝説として受け継がれてきた。それを鑑みても外的・内的な覚醒条件を満たすのは容易なことではない。

変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色[29]、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。

原作で超サイヤ人になれるのは、孫悟空、孫悟飯、ベジータ、トランクス、孫悟天の5人。地球人との混血のサイヤ人は生まれながら高い才能を持っていることが多く、純血のサイヤ人で超サイヤ人になれるのは原作、アニメを含めても悟空とベジータ、ブロリーの3人だけであり、純血の超サイヤ人は非常に希少な存在といえる。

原作以外の登場人物としてはブロリー、『ドラゴンボールGT』に登場した孫悟空の子孫の孫悟空Jrやベジータの子孫、『ネコマジンZ』に登場するオニオがいる。ブロリーは超サイヤ人になった時、劇場版1作目では髪の色が青色だったが、2作目では金髪になっている。作品の後半、トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した。

前述した条件の一つ感情面では、悟空のように何らかの経験による怒りで覚醒することもあれば、ベジータのように悟空を超えることができずにいる自分自身に対する怒りであったり、悟飯のように頭の中で想像する怒りなどで覚醒するパターンもある。また、悟天のようにチチとの組み手の際になんとなくなれたというケース、アニメでの未来のトランクスの悲しみと怒りによる覚醒、ブロリーの怒りではなく悲しみによる覚醒もあり、パターンはそれぞれである[30]。超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。しかし、『ドラゴンボールGT』では最終形態である超サイヤ人4[31]へ覚醒したことより、それらの弱点はすべて解消された。老界王神によると、体に負担が掛かり過ぎて寿命を縮める要素が判明している。

地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた[32]。また、アニメではフリーザが「超(ちょう)サイヤ人」と呼んだこともある。

擬似超サイヤ人 [編集]

超サイヤ人に完全に覚醒しきっておらず、悟空が無意識のうちに超サイヤ人の力を瞬間的に発揮した形態。悟空自身、それが超サイヤ人の力であるとは気付いていない[33]。劇場版「ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空」のスラッグとの戦いにおいて、悟空が変身している[28]。

髪を逆立て、黄金の気を纏い、戦闘力が大幅に上がるところこそ超サイヤ人と同じであるが、金髪にならず目も白目をむき、超サイヤ人とは対照的に理性は失われる。また、この変身を長時間保つことはできない。劇中ではスラッグを一時圧倒したが、スラッグの正体が明かされた直後に状態が解かれてしまっている。擬似超サイヤ人にはこの他にも様々なパターンがある。例えば、TVアニメで見せた理性を保ち髪型も逆立つが、金色の髪ではない変身は、劇場版のものより本物の超サイヤ人に近い。

アニメでは、ベジータやフリーザにより、その存在を匂わせているような場面がある程度だった超サイヤ人登場が微塵も感じられない時期に劇場版が公開された時期に登場した形態。この時に髪の毛が逆立つというアイデアを出したのは、原作者である鳥山明自身。

アニメ『ドラゴンボールZ』の「あの世一武道会編」においても、悟空が黒髪状態の超サイヤ人に変身するシーンがある[34]。その際の風貌は黄金のオーラを纏い、理性を保ち頭髪も逆立つが瞳も体毛も黒色のままである。この形態の時は、オーラと共に発生する効果音が本来の超サイヤ人とは異なり、界王拳の物と同じになっている。ただし、次回予告においては該当部分で超サイヤ人になっている。

TVスペシャル「ドラゴンボールZ 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス」では、孫悟飯の指導の下、未来のトランクスが擬似超サイヤ人に似た状態に変化したことが多々ある。そのまま超サイヤ人への覚醒を進めていたが、全て途中で力尽きてしまった。トランクスはこの状態をコントロール及び長時間の維持ができなかったためか、最初の人造人間との戦闘で変身することはなかった。

by hatamasanorihata | 2012-02-21 18:58


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