2012年 02月 17日
メモ
実験用マウス

日本では、特に実験用に改良・繁殖した飼養変種を指して「マウス」と呼ぶことが多い。実験用にはモデル生物として用いられる。マウスはあくまでハツカネズミの飼養変種なので、種として記載されるときは「ハツカネズミ」 Mus musculus ということになる。ゲノムプロジェクトによって全ゲノム配列が解読されている。ラットとともにヒトの進化や病理を解明する有力な手がかりとされる。実験用マウスは、野生のハツカネズミに比べてかなり大型である。アルビノのものが一般的だが、さまざまな毛色の系統が存在し、体毛のない系統のものは「ヌードマウス」と呼ばれる。ヌードマウスは胸腺が欠如しているため細胞性免疫が機能しない。そのため拒絶反応が起こらないので移植実験に多用されている。マウスの系統化は非常に進んでおり、代表的なクローズドコロニーとしてICR、ddYが、代表的な近交系としてA(アルビノ)、AKR(アルビノ)、BALB/c(アルビノ)、C3H(野生色)、C57BL/6(黒色)、DBA/2(淡チョコレート色)などが知られている。 マウスの存在は、医学・生理学等の発展に大きく寄与している。マウスは、愛玩動物として飼育されることもある。日本でも、江戸時代から白黒まだらのハツカネズミが飼われていた。この変種は日本国内では姿を消してしまったが、ヨーロッパでは「ジャパニーズ」と呼ばれる小型のまだらマウスがペットとして飼われており、DNA調査の結果、これが日本から渡ったハツカネズミの子孫であることがわかった。現在は日本でも再び飼われるようになっている。
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by hatamasanorihata | 2012-02-17 09:44


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